第2回　シンプル！だからおいしいラグーボロネーゼ！

今回は、お肉の旨みがぎゅっと詰まったラグーボロネーゼのソースで頂くパスタをご紹介します。

ボロネーゼとは、イタリアのボローニャ地方を意味します。ここは上質のプロシュートやパルミジャーノ・レッジャーノと呼ばれるチーズ、手打ちパスタなどが有名で、美食の街として知られています。お肉をたっぷりと使ったソースとタリアテッレ（幅広麺）、パルミジャーノチーズをかけて頂くこの料理はボローニャの最もクラシカルな料理の一つです。

レシピはすっごく簡単。ぜひぜひ試して頂きたい一品です。イタリアのマンマに教わった「お肉の旨みをぎゅっと」の秘密もみなさんにおすそわけ。

1. 細かめのみじん切りにした玉ねぎ、人参、セロリをオリーブオイルできつね色になるまで炒めます。

2."1"に豚ミンチ肉をまず加え、火が通ったら次に牛ミンチ肉を加えて5分程よく炒めます。

3.赤ワインをフライパンに適量加え、アルコールを飛ばします。

4.次にトマトピューレとローズマリーを加えて弱火で1時間煮込みます。 途中様子を見て、水分が飛び過ぎている場合は水を加えて調節して下さい。

5. 1時間後、ここで初めて塩を加えます。味をみながら適量。

これでラグーボロネーゼのソースは出来上がりです！茹でたタリアテッレとたくさんのパルミジャーノチーズをかけていただきましょう。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「旨みをぎゅっと」の秘密は、そう、塩を加えるタイミングです。塩は食材の水分や、旨みを引き出す働きをします。その塩を加えるのをギリギリまで遅らすことで、旨みがお肉の中に閉じ込められるんです。少しのコツでお料理の味はグッと変わります。そんな料理の楽しさも伝えたくて、このレシピをご紹介しました。Buonappetito！